
アルベルト・メダ氏
Albrto Meda
デザイントープのウェブ・コンペティションにおいては、インターネットの持つ特色が知的に活用されているというに好感を持ちました
インターネットは、空間や時間といった概念を消し、距離感を変え、物質的ではない人と人との関係を築く道具であり、ヴァーチュアルコミュニティーをつくる手段であると言えます。
人々が興味や情熱を分かち合うコミュニティーでは、個々のインテリジェンス(理解力/知性)が交流するというやり取りがあります。デザイントープは知識交流に貢献し、集合的なインテリジェンスを高めているのです。
【グランプリ・デザイントープ賞、優秀作品賞の選考理由】
イノヴェイティヴ(革新的)なアイディアがあり、シンプルで、物理的・視覚的観点からも軽量であること、機能の融合性が見られ、新しい素材と現代的なテクノロジーを利用しているといった点を判断の基準として作品を選びました。
【参加者へのメッセージ】
受賞者の皆さんの作品が近い将来に実在するモノとなることを願っています。
モノは、物理的に、又、陰喩的にも伝達するものです。 モノは人類をつなぐ要素。というのも、人はその人が持っているモノで自己認識したり、その人の歴史がモノを通して語られたりするからです。モノには、デザイナーをはじめ、製造者、業者そしてユーザーの集合的インテリジェンス(理解力/知性)が含まれているのです。
ヴァーチュアルなコミュニティーでインターネットは、簡単で且つ敏速な思想や経験の伝達を可能にします。思想や経験の共有がより多くあることで、インターネットはモノのデザインや製造を促進させるのです。
これらの見解は「漠然」としていますが、モノは実に沢山の確かな性質があり、それらが我々の五感を刺激することによって、モノを判断、理解しているのです。そして、ヴァーチュアリティーには2つの解釈の仕方があります。ヴァーチュアリティーとは友であるということが一つ。もう一つは、物理や現実に我々が自由にコンタクトが取れることになるため、物質的や現実的にコンタクトをとる機会を失わさせる障害物ともなりかねないということです。