物学リサーチ・プログラム<BRP>とは
世界の知恵を集めて現代のデザイン領域に潜む5つの今日的テーマを,年ごとに5年をかけて解明するデザイン研究と啓蒙の継続的プログラムである。

−主催/物学研究会+デザイントープ
−共同リサーチ企業/キヤノン(株)総合デザインセンター、マツダ(株)デザイン本部、シンプレクス・インベストメント・アドバイザーズ
-プロデューサー/黒川雅之


◇プログラムの内容
1.異なる複数の企業がそれぞれ個別の「課題」を提出して毎年継続して「今日的テーマ」を考える共同研究プロジェクトのシリーズである。

2.テーマと課題
*「テーマ」/2006年度は「特殊と普遍」をテーマとする。
*「課題」/参加企業の提出による。

3.プログラムの構成
■DT DESIGN AWARDS・・・世界の多くに知恵を集めて解析し普遍性を抽出する/ (競争の原理による知恵の収集)

それぞれの企業の提出するアイテムで、「特殊と普遍」という同じテーマで国際デザインコンペティションを開催する。「○○をあなただけのためにデザインして提案してください」という課題を提出する。「普遍につながる特殊なアイディア」であることが評価の基準となる。審査は二段階となる。
2006年度の審査員は安積伸と黒川雅之

DT DESIGN AWARDS入選作品展・・・各課題の入選案10案を展示する/(協同の原理による検討のための情報公開)

東京都心で参加企業の合同展を開催する。

公開審査と公開ディスカッション・・・入選作品を対象にDT DESIGN AWARDS を選定する。/(競争と協同の原理による検討と総括)

二段階コンペの最終審査を公開で行う。審査員と企業からの代表者も出席して最終審査を行い、フリーディスカッションを展開する。

■物学研究会、例会にて「特殊と普遍」についてのセミナーを開催され、又、1年の研究サイクルを完了した後にはその成果を報告書としてまとめる。


◇プログラムの思想と方法
次の三つの視点を重視した研究プログラムである。

1/理論←→創作
「理論と作品」の間、「言語とデザイン」の間で研究をする。創作が理論の発見のチャンスとなり、理論が創作の指針を与える。作品はモノによる理論であり、理論は言語による作品である。

2/共作←→競作
「集い協力し合って思索すること」と「競い合って思索すること」という協同の原理と競争の原理に基づいてプログラムを推進する。

3/求心←→遠心
「外部に思想を発表」することで外部の評価が「自己を刺激して深い思索」を導いてくれる。


◇プログラムの付加的効果
1.企業イメージの向上/参加企業デザイン部門のイメージの向上
2.アイディアの収集と需要の方向の探求
3.リクルート効果/すぐれたデザイン学生のデザイン部門への吸引力の向上
4.アウトソーシング効果/デザイン・アライアンス先の発見と育成
5.デザイナーの刺激/インハウスデザイナーの意欲の向上
6.企業内広報/参加企業社内へのデザイン部門の重要性の表現
など