株式会社竹中製作所
(株)竹中製作所は日本海に接する富山県の高岡市にあり、古くからの伝統的な金属鋳造職人をコーディネートして仏像、アート作品、建築資材などの開発・生産を続けています。又、(株)竹中製作所はゲート&フェンスに関しては大手メーカーの松下電工(株)、四国化成〔株)、YKK AP(株)へ協力をさせていただいており、いわば職人と大手メーカーを結ぶ役割も果たしています。
今回はその大手メーカーの開発責任者の方々にも審査をしていただきます。

http://www.take.co.jp/


 
 


 
入選発表
受賞作品の画像をクリックすると各作品の詳細、受賞者のプロフィールをごらんいただけます。

【グランプリ】

作品名:A Wall Opened And Closed
作者:土井 久顕(日本)

【準グランプリ】

作品名:Inspired by nature
作者:SARAH & JOHN(イスラエル)


作品名:Green Net
作者:Pablo Giacomini(スペイン)

【優秀賞】
作品名:IN-EX
作者:塚野 路哉(日本)
作品名:the private fold
作者:julien brochet(日本)
作品名:Gradation Gate
作者:小高 浩平(日本)



作品名:カイマミル
作者:南田 康孝(日本)
作品名:1+1+1
作者:Zhang Jian(中国)
作品名:the living deck
作者:Dana Bauer(アメリカ)



竹中製作所+デザイント−プコンペティション「住宅のアウトドアスペースの提案」に多数のご応募を頂きありがとうございました。世界各国から、計970点もの作 品が届きました。その中から、厳正なる審査が行われましたことをご報告致します。

【審査員総評】

■ 淡路 靖之 氏(松下電工株式会社)
今回は、テーマ「住宅のアウトドアスペースの提案」からテーマを広く考え、現状にとらわれない新たな住宅屋外空間提案の作品が数多くみられた。
その中で、グランプリ作品は、単に一戸の住宅ではなく、街並み全体から屋外空間を考え、住宅屋外空間をより大きな視点で捉えており、また、「コミュニケーション」と「プライバシー」、「開放感」と「しきる」機能をフレキシブルに両立させたすぐれた作品である。
また、準グランプリ作品2点は、自然との融合や曲面を用いたやさしい形状を使って、屋外空間を、単に通過する空間ではなく、「そこで過ごしてみたい空間」とすることができる魅力ある作品である。
その他作品の中では、屋内空間と屋外空間の融合をテーマにした作品が目に付いた。
実現には、現状の住宅事情との調整や技術課題の解決などの問題が残るものもあるが、新たな住宅屋外空間の考え方として、優秀な作品が数多くみられたと感じた。

■ 岩井 敦 氏(四国化成工業株式会社)
今回の作品では、建築的側面からアプローチした提案が多く見受けられ、建物の一部が動き、新たな空間を作り出す提案や、建物自身が提案作品であるものもあり、建築との関わりの重要性を示唆する。
グランプリに輝いた「A Wall Opened And Closed」は、プライベート空間が壁を巻き取る事で開放的な共有空間(コミュニティ広場)へと変化するもので、既成概念を打ち破る斬新な提案である。従前の外柵イメージを払拭するアイディアとして評価した。

■ 豊岡 謙 氏(YKK AP株式会社)
今回のコンペは前回を増しての応募数と、エントリーの国の広がりが見られ、本コンペの特徴が更に生かされたものとなった。
又、テーマは「住宅のアウトドアスペースの提案」という事もあり、内容的にも前回以上に多岐に渡っていた。
グランプリの『A Wall Opened And Closed』は木製のシャッターを巻き上げるという、至ってシンプルな提案ではあるが、塀を開閉することによって生まれる広大な空間は非常にダイナミックでインパクトの強い作品になっている。
その時々に応じて生まれる隣家や地域との関係は、人と人とのつながりと広がりを思いおこさせる。
準グランプリの『Inspired by nature』は踏み石の提案であるが、40cm角の中に込められた箱庭的な美しさと自然のわびさびが、日本的情緒を巧みに表現している。
もう一つの『Green Net』は3次元に編まれたネットのグラフィカルな表現が美しい。自由な曲線で描かれる緑の丘は、自然の植物とあいまってやわらかく立体的な景観を作り出すであろう。

■ 近藤 明正 氏(竹中製作所)
今回提案された作品群は、「建築的」「造園的」「インテリア的」という、傾向の大別があった。何れにしても「住まい方」の追究が読みとれた。その中で最も強く感じたのは、リビングとして庭を扱おうとする作品の多さである。アウトドアスペースのリビング化は、今後の住まい方の大きな傾向になることを感じさせる。
 また、グランプリ作品は、アウトドアスペースを一個としてだけでなく集団としても見つめ、専有/共有して形態変化させるというアイデアが見事であったと思う。